神経障害
初期
軽症のうちは自覚症状がないことが多いです。少し症状が進むと手足の指先がたまにしびれたり、じんじんしたり、違和感を感じるようになります。必ず左右にしびれが起きますから、例えば右手だけがしびれるなどの場合は糖尿病神経障害ではありません。最初はしびれの範囲も小さいですが、徐々に広がってきたり、足がつったりするようになります。糖尿病患者のなんと7割がこの合併症になっています。非常に確率の高い神経系合併症ですから、異常を感じたらすぐに診察してもらうことが必要です。
中期
神経障害が進むと、しびれや違和感の症状がひどくなります。しびれの悪化のせいで、夜、全く眠れなくなることさえもあります。またタバコを吸っている場合、動脈が詰まって壊疽(えそ)になる可能性が高くなります。
末期
しびれや痛みはなくなります。治ったわけではなく、神経が機能しなくなったということです。こうなった場合、手足を熱湯に浸けたり、火に近づけたとしても全く感じません。神経障害末期になると、壊疽の危険性が格段に上がります。
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