腎症
腎症は命にかかわる合併症のため、特に重要視されます。
腎臓には大きく2つの機能があって、1つは身体の水分調節です。腎臓の機能が弱くなってくると、徐々に身体に水分が溜まり、むくみを感じるようになります。むくみを放置しておくと1年ほどで足がパンパンになり、歩くことができなくなります。
もう1つの機能は老廃物の排出です。必要なものはこしとって、老廃物を出すという作業が行われています。症状が進行すると、老廃物が排出できなくなり、尿毒症になります。有害物質が許容範囲を超えると、身体の全細胞が動かなくなります。
腎症の症状には段階があります。第1期:正常、第2期:早期腎症(尿アルブミンが19~300で治る可能性が高い)、第3期:顕性腎症(蛋白尿(=尿アルブミンが301以上)で治療で第2期に戻る可能性は5割)、第4期:腎不全期(血清クレアチニンが1.10以上で、完治しない)、第5期:投石器(血清クレアチニン8.00以上で、血液透析が必須)となります。
腎臓が悪くなると、最終的には血液透析が必要になります。血液透析とは、機械を使って水分調節と老廃物の除去をする治療のことです。週に2~3回、1回あたり3~5時間の治療が必要になり、とても負担が大きいです。これをしない場合、命に直結します。
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