診断基準
糖尿病の診断基準は世界統一基準があります。
確実に糖尿病と言えるのは、空腹時血糖値が126mg/dl以上、または、食後血糖値が200mg/dl以上。また境界型か糖尿病のどちらかという基準が、空腹時血糖値が110mg/dl以上126mg/dl未満。
境界型か糖尿病かを診断するにはブドウ糖負荷試験を行います。ブドウ糖入りのサイダーを飲んで、採血することで診断できます。ブドウ糖入りのサイダーを飲んだ直後の血糖値が110mg/dl未満、かつ、120分後の血糖値が140mg/dl未満なら正常。直後の血糖値が126mg/dl以上、または、120分後の血糖値が200mg/dl以上なら糖尿病。その間が境界型と診断されます。
空腹時血糖値が150mg/dl以上の人は、受けた場合昏睡状態になることもあるので、この試験を受けるのは厳禁です。
ここで診断された数値はごまかせません。例えば、昨日はお酒を飲み過ぎたとか、最近は不摂生だったとか。こういう理由に左右されないのがこの診断です。
また2010年に糖尿病の診断基準が改定されて、ヘモグロビンA1cの値も診断に用いられるようになりました。糖尿病と診断されるのは血糖値の基準かつ、NGSP値(2012年4月からの国際基準値)で6.5以上またはJDS値(2012年3月までの日本の基準値)です。境界型はJDS値で5.2~6.1未満、正常型はJDS値で5.2未満です。
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