2型糖尿病の原因
2型糖尿病は「すい臓から出るインスリンが少なかったり、その働きが不十分で、血糖値を下げることができなくなった病気」です。主にすい臓の極度の疲労が原因です。
1.炭水化物の摂り過ぎ
ご飯、うどん、そば、パスタなどは消化されると単純糖質という糖分になります(単純糖質=ブドウ糖や砂糖や果糖のこと)。これらを摂り過ぎると、血糖値を下げるために多くのインスリンが必要となり、すい臓に負担がかかります。常態化するとさらにすい臓に負担がかかり続けるので、すい臓の疲労でインスリンが出にくくなります。
2.単純糖質の摂り過ぎ
お菓子類、ケーキ類、清涼飲料水に多く含まれます。糖尿病患者激増の最も大きな原因といわれています。特に清涼飲料水は消化の必要もなく一気に吸収されて血糖値を急に上げるため、すい臓に大きな負担をかけます。
3.肥満
太ると血糖値を下げるために、大量にインスリンが必要になります。すい臓は多くのインスリンを出さないといけない上に、肥満状態は長く続くため、常に負担をかけ続けることになり、疲労が蓄積します。その結果、インスリンの分泌量が減ります。
4.まとめ食い
例えば、朝食を抜いたり昼食を抜いたりした場合、次の食事が多くなりがちです。空腹状態から一気に血糖値が上がる上に、大量に糖分が吸収されます。そうなるとインスリンが大量に必要になり、すい臓に負担がかかります。また吸収がよくなるため、肥満にもつながります。
5.運動不足
いくら多く食べても、しっかり運動して消費すれば血糖値は上がりません。しかし、交通網の発達や車社会化によって運動する機会が激減しています。そのため、本来ならば運動によって消費される糖分までインスリンで処理しなければならず、すい臓の負担が増えます。徐々にランニングやウォーキングが一般的に普及して来ていますが、実際にできているのは一部に人たちだけです。
これらの原因が重なり、10年以上の時間をかけて血糖値が上がっていきます。そして糖尿病を発症します。
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